天然鈍感美少女と甘々裏表王子
「ははっ。やっぱ、沙羅は面白いな」
もー!なんでか教えてくれたっていいじゃん!龍君の意地悪!
きっと、龍君からみたあたしはひどいんだろうな…
「じゃぁ、龍君からみたあたしって、どうなの?」
あたしは、思い切って聞いてみた。てっきり、変なやつって言われると思ったのに、龍君から出たのは、全く反対のことだった。
「んー…可愛くて天然で、鈍感。可愛いのに自分は可愛くないと否定している無自覚。まぁ、そんくらいかな」
ちょ!なにそれ!全部悪口じゃん!
もう、龍君なんて知らない!
あたしは、ぷいっと横を向いた。
そしたら前から、ぷはっ!って笑い声が聞こえた。
「ははは!ほんと、面白いな。沙羅は」
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