天然鈍感美少女と甘々裏表王子
「次はどこ行く〜?」
「お化け屋敷」
ニヤリと笑い、龍はあたしの手を引きお化け屋敷へと連れて行った。

「りゅ、龍…っ」
「どうした」
「こ、こ、怖い…ですっ」
「ふぅん。ってか、少し離れて。いくら冬とはいえ、暑苦しい」
だ、だってぇ…!
「怖いんだもん!」
あたしは龍の腕に絡まっている腕を、ギューと抱きしめた。
「っだから、離れろって…」
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