天然鈍感美少女と甘々裏表王子
まだ6時じゃん…。
……龍はまだ寝てるし…
「あ、そうだ!」
あたしはケータイをカメラ機能にし、龍の寝顔にピントを合わせた。
「ふふふ。かわいい〜」
パシャパシャと2.3枚撮ってから、龍の顔をジッと見つめてみた。
「寝てても綺麗だなぁ…」
髪さらさらだし、まつ毛なんて女の子みたいに長いし…
「あたしよりも全然女の子だな…」
いや、男の子なんだけどね。
「キスでもしちゃおうかな?」
あたしはまだ龍と付き合っていない頃を思い出していた。
「前もこんな風にキスしたなぁ」
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