天然鈍感美少女と甘々裏表王子
あたしは笑いながら龍の口にキスをした。
「……キスしても起きないし」
どんだけ眠かったんだろ。
「もう一回しちゃうよ?」
……返事なし。
「バカ!そろそろ起きてよ‼︎」
さっきよりも長いキスをすると、突然視点が反転した。
「っ⁉︎」
りゅ、龍⁉︎
起きてたの⁈
「寝込み襲うとか、どんだけ欲求不満なんだよ」
「そんなつもりは…っ」
今度は龍からキスをした。
あたしとは比べ物にならないぐらい上手なキス…。
「…んっ」
そのまま服に手を入れて来た龍。
「ん、んん⁉︎」
「…なに」
器用にキスをしながら話しかけてくる。
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