天然鈍感美少女と甘々裏表王子
「いっ、いや。別に本気というわけじゃ…」
しどろもどろになりながら言った。
「そうか!ならいい!」
一気に機嫌がよくなった俺。
「龍って、沙羅ちゃんのこと好きなのか?」
ぼそっと言った聡の声は俺の耳に届くことはなかった。
ふとみると、仁がいなくなっていた。
「なぁ、仁は?」と聡に言った。
「あー。多分担任のとこだろうな。」
担任?なんか用があんのか?
そんな疑問を聡が解決してくれた。
「あいつは、大の女嫌いだからな。担任に頼みにいったんだよ。」
へー。あいつ、女嫌いなんだ。
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