天然鈍感美少女と甘々裏表王子
「お?仁顔赤いぞ??」


聡が茶化すように言うと仁は「うるさい」と言い返し、聡の体をとんっとおした。


「え、ちょ…っわ!」


ばっしゃーん!と音を立てて海へとダイブしていた。


「…ありえねぇ。何であんな格好してんだよホント…っ」


仁が照れてるとこ、初めて見た…


「おい、なに人のこと見てんだよ。お前行かなくていいのか」


仁の指差す方向を見ると、いつの間にか一人になっていた沙羅がいた。
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