遊園地
「くれるの?」
チョリッスがうなずく。
「ありがとう」
金色のどんぐりをそっと受け取る。
やったねっ、と瞬也のほうを見ると、ぽかんとしている。
「……やっぱ、茜を連れてきて正解だった」
くすぐったい気持ちになる。素直に褒められて、しかも久しぶりに茜と呼ばれた。
「そろそろ説明してくれてもいいんじゃないの?」
チョリッスが、近くにあるカフェのテラスを指さした。
あそこなら、ちょっとの間なら何も注文しなくても座らせてもらえそうだ。
「ありがとう。またね。」
次に振り返った時にはもう、チョリッスはほかの子どもたちと写真を撮っていた。
210505-1
チョリッスがうなずく。
「ありがとう」
金色のどんぐりをそっと受け取る。
やったねっ、と瞬也のほうを見ると、ぽかんとしている。
「……やっぱ、茜を連れてきて正解だった」
くすぐったい気持ちになる。素直に褒められて、しかも久しぶりに茜と呼ばれた。
「そろそろ説明してくれてもいいんじゃないの?」
チョリッスが、近くにあるカフェのテラスを指さした。
あそこなら、ちょっとの間なら何も注文しなくても座らせてもらえそうだ。
「ありがとう。またね。」
次に振り返った時にはもう、チョリッスはほかの子どもたちと写真を撮っていた。
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