素直に好き
それから緋那ちゃんと

直人の話になっていた

私は冗談半分で緋那ちゃんに

言ってみた

まさかこの一言で

辛い人生になるなんて

思わなかった

「ねぇねぇ緋那ちゃん?
そろそろ告ってみれば??」

笑って言ってみた

「えぇ??
恥ずかしいよーー
でもそろそろ告白しても
良いころなのかな?」

えっ?

緋那ちゃん告るの??

頭からそのことが

ぐるぐる回ってる

「だってもう
好きすぎなんだもん
今まで頑張った分
ご褒美くれたっていいよね??」

「うん・・・
頑張ってね~
緋那ちゃんならいけるよ」

駅に付いた

電車のドアが開き

そこには

「よぉ
おまえらまた会ったなっ!」

直人・・・

ほんとに偶然・・・

笑顔で笑ってる

この笑顔が憎たらしい

「あっ直人君
頭にゴミ付いてるよー」

緋那ちゃんがその

ゴミを取った

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