友情と恋愛の定義〜友達以上恋人未満の関係〜【完】


『うるさーい!もうなんとでも言えー!私が好きなのは映画なの、作り物なの!!リアルはマジ勘弁!』



それだけ言い残し、千明の手を振り払い、もと来た道を駆け出す私。




そんな中、




『ふ〜ん?1人でこんな山の中降りて帰るんだ、美空ちゃん?』




ピタリ




千明のそんな声にハッと我に帰り、私が進んでいた道をよく見てみる。




時刻は、すでに夜の8時を回っているため、辺りは真っ暗。




さらに、外灯だって、点々としかない。




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