ホストの居る公園のあ・た・し
昼間の明るいときだから

きっと顔が赤くなったのもバレてしまっているし、





もしも、バレてなくても、

バレてしまっているかもって感じながら、

あたしがドキドキしてしまっていることには気づいているはず。

とあたしは勝手にそう思った。




でも、そんな気持ちを一生懸命隠しながら、

あたしは男の子の質問に返事をする。



「なにかしら?」



普段、話すときには

語尾に「かしら」なんてつけないのに、



最近はずっとこの子を横目に見ながら観察していたから、

年下の男の子に対しての妙な意識もあってか、

緊張のせいか、

思わずそう答えてしまった。
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