ホストの居る公園のあ・た・し
前の職業の時に、

少しだけ営業をやったこともあったし、

これでも、

新人の割には成績もそれなりに良かった。



「あっ、そうですよね…、…ごめんなさい」



謝る男の子に、

さらに説教をしたくてウズウズしてしまったけど、

さすがにこれ以上、変にからんでもしょうがないし、

公園にある時計を見たら、

そろそろお昼休みの時間も終わりそうだった。



なので、



「あっ、あの、どんな会社にお勤めなのでしょうか?」



とさらに質問してくる男の子に対して、



「ごめんね、

今日のお昼はもうおしまいなの。

あなたまた明日もこの公園に来る?

そしたら、またお話ししましょう」



と、そう言って、自分の腕時計をチラリと見ながら、

あたしはベンチを立ち、



「あっ、はい、よろしくお願いします」



と、そう言う男の子の言葉を聞きながら、

公園を出て行った。
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