ホストの居る公園のあ・た・し

ロッカールーム

「せんぱーい、

おつかれさまー。

今日も大変でしたねー。

どうですー?」



そうやってあたしに話しかけてくるのは

職場の少しだけ後輩の女の子。



あたしよりも、

2ヶ月遅く入っただけなのに、

あたしのことを『先輩』と呼ぶ。



職場での扱いもまったく一緒なのに。


『先輩』と呼ぶと甘えても

許されるような気になるかは知らないけど、

あたし自身も甘えられるのは悪い気はしない。



そんなせいもあり、

『先輩』と呼ばれることが

最初は気恥ずかしかったけど、


最近は、その呼ばれ方に

自分で妙にしっくりと感じている。
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