ホストの居る公園のあ・た・し
「そんなもんですかねぇ」




少しムッとしている表情の男の子越しに見える

公園の奥の時計が、

あたしの昼休みの終わりの時間を指していることにことに気づいた。




「そんなものよ」




と言って、持ってきた本を男の子の胸の前に差し出して受け取らせた。


持って帰るのもイヤだったから。
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