ホストの居る公園のあ・た・し
「どうって、ほらランチデートですよー。

今日行ってきたんですよねー。」



「あぁ、あれね」



意表を付かれた気もしなかった。



というより、あたしは昼過ぎからずーっとそのことを考えていたから、

むしろ聞かれたことが当たり前のような反応で返事をした。



別に、今日ランチデートをするなんて言ってないのに、

彼女の中では、すっかりあたしは今日デートをしてきたことになっているらしく、

興味津々に聞いてくる。



「うーんとね、色々とあって…」



「えーっ、色々って!!何があったんですー!?」
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