君の声で・・・




そして、ハグしたくなった。



無性に。





「ギュってして。」




私は空のほうを向き直ってそう言った。



自分でもさっきの嫌悪感は覚えていたけど・・・



体が空を受け入れたみたいに大丈夫になっていた。




「可愛すぎ・・・」




そう言ってまた包まれた体。



大きくてがっしりしたがたい。



けど、温もりであふれている。




「・・・好き。」




気が付いたら声に出していた。





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