君の声で・・・



そして、恭の告白を聞かずに高校生になったときに友達の歌穂から恭の本当の気持ちを聞いて後悔した。




私が恭に恋焦がれていたとき恭も私のことを思ってくれていた。






そして、その時から私の時は止まったままだった。



誰のことも好きにならずに一年が経とうとしている。




恭はそのまま私とは別の通路のほうへ入っていった。



それさえも目で追っている私。



やっぱり、まだ恭を忘れられていないのかもしれない。



だって、恭と同じ電車に乗っているというだけでね、




こんなに挙動不審なんだから・・・




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