君の声で・・・
そして最後の一人が出て行って教室には空と私だけになる。
空は日誌をまだ書いていて何にも言ってこない。
ていうか、みんなにはかくして付き合ってるからばれちゃいけない。
まだ廊下でサッカー部の集団の声が聞こえるからしばらくはおとなしくしていよ。
そしてだんだんとその声も小さくなっていって空もようやく日誌を書き終えたようだった。
心臓の鼓動が早くなるのがわかる。
そして、空の机に歩いて行った。
「これからどうするの?」
私と空がしゃべった第一声だった。