涙とともに(短編)



すると
廊下から音がして
もう一度みると…


なずなが崩れ落ちて
泣いていた…

すぐにそばにいって
抱き締めてやりたい…


だが
あいつが


「いじめていいんだ?」


そう呪いの言葉のように
いったから
おれはまた
なずなに
辛い思いを
させるしかなかった。







< 26 / 32 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop