涙とともに(短編)
自分の教室に
戻り、
私は何もなかったように
1日を過ごした。
本当は誰かに
聞いてほしかった。
でも誰にも
言えなかった。
いや、言う勇気が
出なかった。
たまに
同じクラスの友達に
「光太くんと話さないの?話しにいきなよっ!頑張れ!」
みんなそういってくれる。
でも今の私には
頑張れ!がすごく
辛いものでしか
なかった。
みんな何も知らないのに
頑張れ!って
ゆわないでよ。
自分がいわないのも
いけないけど
誰も本当の気持ちなんて
わかってくれない。