orders!



何気なく核心を突く言葉に、ようやく収まったはずの涙がまたぼろぼろとこぼれ出す。



「え!?どっどうした!?」

「だって…だって和馬がぁ〜…」

「うわっ、泣くなって!とっ取り敢えず店行くぞ!ここじゃ周りの目が痛い!」

「うう〜…」



誰にも話せなかったことを話せる相手がいる、その安心感からか子供のように一気に泣き出す私に、堂上さんは大慌てでお店へと案内した。




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