orders!





「……」



そしてやってきたお店の中は、丁度人が引く時間帯らしく他にお客さんの姿はない。



「…ほら、これ飲んで落ち着け」

「ありがとう…あれ、今日和馬は?」

「今休憩中。あと一時間は出てこない」



カウンター席に座る私に、堂上さんはスタッフルームの方を視線で示しながら湯気のたつホットミルクを差し出した。



「…、」



一口飲めば、程よい甘さが口に広がる。

それに落ち着きを取り戻し、私は昨日の出来事を堂上さんへと説明した。


< 132 / 160 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop