orders!
「作る人としてもすごく真摯で、いつもすごいと思ってました」
満面の笑みで言われた言葉は、知らぬうちに彼女が俺を知っていた証。
「…さすがに面と向かってそこまで言われると、照れるんだけど」
「あっすみません!けど本当ですからね!?」
「わかったから」
言われるほどに赤くなる顔を隠すように、俺は右手で口元を覆う。
「…まぁ、また腹減った時は倒れそうになる前にうちに来い」
「え?」
「安いランチで良ければ、奢ってやるよ」
「…はいっ、ありがとうございます!」