風俗嬢葉月


事務所を出て、お仕事の準備をするために待機室へ向かう。


「はあ~、予約入っててよかったあ。」


そう、風俗の給料は基本的に歩合だ。


お客様につけなかった場合、お給料はゼロ。


待機室のビルに入る。


いつみても薄暗いビルだが、待機場所はわりと綺麗だ。


部屋を木の板で幾つかに仕切り、半個室といった感じになっている。


木の机に鏡とティッシュが置いてあるだけ。


ただ一つ一つのスペースにコンセントがあるのはとても助かっている。


靴を脱ぎ、更衣室に置いてある着替えとお仕事バックを持って、あいているスペース(席)に入る。


他の人はどうかわからないがわたしは私物をお客様に触られるのが嫌で、もう着なくなった服を10着前後ロッカーに置いていて着回している。
(ちなみに今4ヶ月目だが1回も洗ってない。笑)


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