ストロベリーショートケーキ
呼び出し≠リンチ?!
それはまさに、青天の霹靂でした。
「──おい。2年4組、佐倉 燈子」
お昼休み、学食にて。
注文した定食も食べ終わり、友達との談笑中。聞き慣れない低音で突然呼ばれたフルネームに、あたしは疑問を持つ間もなく後方を振り返った。
見るとそこには、ひとりの男子生徒が立っていて。
……なーんかこの人、見たことあるような……って、この人、もしかして……っ!!?
「ちょっ、トーコあんた"あの"花井に何したのよ?!」
「めっちゃこっち睨んでんじゃん!!」
「しっ知らないよぉ~」
ぐいっとあたしの腕を掴んで耳もとでささやく友達の笑花たちに、あたしもあせりつつ小声で返した。
そうこうしているうちに「おい、」とまた件の彼のお声がかかったので、あたしはガタッと勢いよく椅子から立ち上がる。
「──おい。2年4組、佐倉 燈子」
お昼休み、学食にて。
注文した定食も食べ終わり、友達との談笑中。聞き慣れない低音で突然呼ばれたフルネームに、あたしは疑問を持つ間もなく後方を振り返った。
見るとそこには、ひとりの男子生徒が立っていて。
……なーんかこの人、見たことあるような……って、この人、もしかして……っ!!?
「ちょっ、トーコあんた"あの"花井に何したのよ?!」
「めっちゃこっち睨んでんじゃん!!」
「しっ知らないよぉ~」
ぐいっとあたしの腕を掴んで耳もとでささやく友達の笑花たちに、あたしもあせりつつ小声で返した。
そうこうしているうちに「おい、」とまた件の彼のお声がかかったので、あたしはガタッと勢いよく椅子から立ち上がる。
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