ストロベリーショートケーキ
「許可を出したって言っても、とりあえずは、飲み物全般とケーキ1品目だけ」
「え……」
「それが、イチゴのショートケーキなんだよ」
そう言って、やわらかに微笑む店長さん。
き、厳しいんだなぁ、パティシエの世界って……。
そんなことを考えていたあたしに、そこでぐっと、店長さんが身を乗りだしてきた。
「そしてね――……その、要くんが作った売り物用の最初のイチゴショートを食べたのが、トーコちゃんなんだよ」
「……え……」
イタズラっぽく言われたそれに、一瞬、固まってしまった後。
「……ええっ??!」
あまりの衝撃に、あたしはつい大声を出してしまう。
店長さんは完全に意表をつかれたあたしの反応を見て、満足そうにまたにっこりと笑みを浮かべた。
「え……」
「それが、イチゴのショートケーキなんだよ」
そう言って、やわらかに微笑む店長さん。
き、厳しいんだなぁ、パティシエの世界って……。
そんなことを考えていたあたしに、そこでぐっと、店長さんが身を乗りだしてきた。
「そしてね――……その、要くんが作った売り物用の最初のイチゴショートを食べたのが、トーコちゃんなんだよ」
「……え……」
イタズラっぽく言われたそれに、一瞬、固まってしまった後。
「……ええっ??!」
あまりの衝撃に、あたしはつい大声を出してしまう。
店長さんは完全に意表をつかれたあたしの反応を見て、満足そうにまたにっこりと笑みを浮かべた。