ストロベリーショートケーキ
「………」
すると、それまで無言であたしの様子を見ていた花井くんが、スッとこちらに右手を伸ばしてきた。
あたしはびっくりして、そのまま固まってしまう。
そして自分の左頬に、ぷに、とした感触。
「……は、はにゃいくん?」
「そう? 俺は、別に今のままでも佐倉は痩せてる方だと思うけど」
「へ、」
ぷにぷに。彼はあたしの頬を、さらにかたさを確かめるみたいにつまむ。
あたしはというと、突然の彼の行動に、全く思考がついていけてなくて。
ぼっと、熱が出たみたいに、一気に顔が熱くなった。
「……あ」
その反応を見た花井くんは、あたしの頬に触れていた手をすぐに引っ込めた。
少しだけ気まずい空気が、ふたりの間に流れる。
すると、それまで無言であたしの様子を見ていた花井くんが、スッとこちらに右手を伸ばしてきた。
あたしはびっくりして、そのまま固まってしまう。
そして自分の左頬に、ぷに、とした感触。
「……は、はにゃいくん?」
「そう? 俺は、別に今のままでも佐倉は痩せてる方だと思うけど」
「へ、」
ぷにぷに。彼はあたしの頬を、さらにかたさを確かめるみたいにつまむ。
あたしはというと、突然の彼の行動に、全く思考がついていけてなくて。
ぼっと、熱が出たみたいに、一気に顔が熱くなった。
「……あ」
その反応を見た花井くんは、あたしの頬に触れていた手をすぐに引っ込めた。
少しだけ気まずい空気が、ふたりの間に流れる。