愛してるって言って





たどり着いた突き当たりの石碑の隣で
遥汰が微笑んでいた




「遥……汰……???」




私が震える声でそう尋ねると
“うん”と頷いた




「本当に……遥汰……なの???」




「うん。そーだよ。瑠里華。」




あの時と何も変わらない遥汰の微笑みに
私は目頭が熱くなる





< 118 / 127 >

この作品をシェア

pagetop