愛してるって言って

琉里華をまっすぐ見た。


琉里華は戸惑いを見せている。

その時俺は、¨抱き締めたい¨という衝動に駆られた。


気づけば、
俺はこう言っていた。





「俺だけを見て」





離したら消えてしまうかもしれない


俺は琉里華をもう一度ギュッと抱き締めた。


自分でも、何を考えているのかが判らなかった。


けれど、俺は心からこう願った。



『今はまだ琉里華と一緒にいさせてください』



あぁ、そうなのか。


俺は…


「琉里華に恋をしてしまったんだ」



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