愛してるって言って



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気がつくと瑠里華先輩が俺の方を見ていた。



「ん……瑠里……華……先輩…???って、大丈夫ですか!?
ちょっと先生呼んできます!」




俺は急いで先生を呼びに病院を飛び出した。

先生にそれを伝えて病室に戻ると
瑠里華先輩は自分の手首を見つめながら
悲しげな顔をしていた。



そして聞いてしまったんだ。




先輩が





「遥汰………………」





そう呟くのを。




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