愛してるって言って
「瑠里華……先輩……???」
その時、よく聞き覚えのある声がした。
「瑠里華先輩……ですよね???」
「その人……誰ですか……???」
「この前の人……ですか???」
「駿……夜……」
声の主は
駿夜だった。
その声は微かに震えてるように聞こえる。
「駿夜、あの、これはね」
私が事情を説明しようと立ち上がると駿夜は
私の……
隣を通り過ぎて遥汰に掴みかかった。
「お前がッ……お前が先輩を泣かせた奴か!」