TABOO~それぞれの秘密~
彼は私の鎖骨に唇を這わせながら視線を上げ
「俺が働いてる店の店長、あんたの恋人だろ?3年前あんたが俺に乗ってよがった声も、今から俺があんたの中に入って全て注ぎ込む事も、明日ばらすから」
私を本気で欲しがるその瞳は、ずっと私が待っていたもの
「望むところよ」
彼の後頭部を引き寄せて、私から深いキスを始めた
恋人の店舗を覗いた時に見つけたこの男
この体を忘れられなかった私は、彼を研修対象者として無理矢理ねじ込んだ
全て私の思惑通り
「店長を殴ってでも、あんたを俺のもんにする」
私の体を愛撫しながら呟く彼の声は熱い
既に恋人とは別れ話が進んでいるけれど
私を求めてやまない彼がかわいくて
それはしばらく、秘密にしておこう
fin