一通の間違いメールから始めよう。~遠距離の片思い~【短編】
「よしっ時間もないし、ちゃっちゃとやるよ!」


なんて張り切っていたのはいいが、

紀恵の不器用っぷりには、驚いた。

なんかもう…言い表せないぐらいに…

そして出来たのが、10時ごろ。

「「かんせーい!」」

「後はラッピングだねっ」

「うんっ!後は自分で頑張ってみる!
優希今日はありがとっ!
じゃあ、明日ねっ」

紀恵はさっさと片付けて帰って行った。

テーブルの上にはあたしが作ったチョコが乗っている。

「……甘い…」

恋も…こんなに甘かったらいいのにな…

冷蔵庫にチョコをしまってあたしは部屋に向かった。

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