初恋はユーレイ君と!?
デート






━━━━━━━三日後。






『お願いしますよ結香様!』






「無理。ガマンなさい。」






『今日だけ!ね?今日だけ!』





「そう言っていつもあたしの勉強の邪魔をするだろ?」





『しない!しないから!』






「だ~め!」






真斗がなぜあたしに土下座してるのか。






それは簡単明晰。







『テレビつけてぇぇぇぇ!』






………………………です。






あたしは今、テスト勉強真っ盛り。






夏休み前のテストを制しなければならないのだ。





さすがにテレビつけながらテスト勉強はできない。





それを真斗は分かってくれないのだ。






「ワガママ!」





『ケチィィィ!』





「あほ!」





『ばか!』






「ハゲ!」






『まだフサフサだい!』






奴といると、あたしは子供になってしまう。






止めよう止めよう。







< 105 / 172 >

この作品をシェア

pagetop