初恋はユーレイ君と!?
大好きでした。
「………………………………」
あたしは、拓也くんの家族が座ってる長椅子の横。
そこでしゃがみこんでいた。
拓也くんの家族は、絶望感に浸りながら泣いている。
あたしは、“手術中”とかかれた赤いランプを見つめる。
拓也くんは、すごく傷が深くて、危険な状態だと聞いた……………。
………………あたしのせいで…………。
…………さっき、あたしは拓也くんの家族に何度も謝った。
今でも、ずっと土下座をしたい気分だ。
だけど……………
「顔を上げてちょうだい?
あの子は強いわ、
きっと大丈夫。
あなたは、謝らなくていいの。」
拓也くんの家族は、そう言ってあたしの頭を撫でてくれた……………。
思い出したら、また涙が出てくる………。