初恋はユーレイ君と!?
真斗は、自分の体を見回して、笑った。
『……フフッ…………
もう時間がないみたいだ……………。』
「…え?」
真斗の体は、下半身が完全に消えていた。
だんだん、上半身へと削られていく。
真斗が……………成仏してるんだ…。
「……………よかったよ……成仏できて。」
本当は、ヤダ!って泣き叫びたい。
でも、あたしがどうやったって、真実は変わらないんだもん。
こうなったら、絶対泣かないよ。
笑顔でサヨナラしよう。