初恋はユーレイ君と!?
「━━━━━━最悪!!」
「アハハハハハハハ!やっぱお前運わりい!」
「よく笑ってられるな!クラス違ったんだよ!?」
残念ながら、クラスは別々になった。
あたしは泣きたいぐらいショックなのに、
彼は、ケロッとしていた。
ここは、2人で過ごす屋上。
「だってしょうがないし。クラス違ったぐらいで嘆くなよ」
笑う彼。
あたしは、悪い癖が出た。
「…………まーくんは………あたしと一緒じゃなくても平気なの?」
「は?いや、これはどうにもならないことだからなぁ、」
「そんなこと聞いてない!
あたしだけなの?まーくんは違って平気なの?」
「……んなこと言ってねーよ。何でそんなキレてんだよ」
「………好きなら普通、ショックでしょ!?」
「………………俺がお前のこと嫌いだって言いたいのか?」
真斗から、笑顔が消えた。
「……………そういうことでしょ!?」
「……カレン、ちょっとそれはオカシイぞ。」
「…………オカシイのはどっちよ…。あたしはまーくんが大好きなのに!」
「…………………信じてないのか、俺のこと。」
「………………信じれないよ…………。」
真斗が、すっと立ち上がった。
「━━━…………そんなに俺が信じられないなら、信じなくていいよ。」
「………………………………」
「…………俺ら、少し距離置こう。」
━━━真斗は、屋上から消えた。