Halloween
お母さんの話はこうだった
私が生まれる1年前の収穫祭の日お菓子を貰いに男の人がきたそうだ
しかしお母さん達は近所の子供の分しか用意をしてなくてやむなく断ったら
その男の人はお金でもいいと言った
しかしそのお願いもお母さんのお腹には私がいて金銭的な余裕が無かったし男の人の服装を見ても大変立派に仮装していたから貧しい子だとも思わなかったから断ったそうだ
そうしたら その男の人は 自分は本物のお化けだと言って着ていたマントを脱ぎ捨てるとお母さんのお腹に呪文をかけたらしい
その呪文は生まれてくる赤ちゃんが自分と同じお化けになってしまうというもの
呪文をかけ終えた男の人は呪いが解けたように普通の人間に戻った
お母さんは数年 悲しんだそうだが特に何事も起こらず時が過ぎたためその出来事の心配は薄れていった
しかし私が10歳になったころ今日 私宛に届いた手紙とソックリなものが届き11年前の出来事についての詳しい内容・わたしを18歳になったら迎えにくる
などというずっと気にかけていたことを知れたらしい
それから今日まで私に内緒でずっと準備していてくれたらしい