近距離恋愛
「何?どうしたの?」
「…別に。何でもない」
明らかに不機嫌なのに…
「つーか靴箱に入れるか、普通。古典的過ぎ」と、
何故か悪態をついていた。
「それ、ラブレターじゃない?」
「ラブレター?!」
お昼の時間、朝あった事を凛ちゃんに話した。
「今頃どっかで告られてるかもね。
うちの学校の告白スポットは裏庭らしいから、
気になるなら行ってみたら?なんて…」
「行ってくるね!!」
「え?! 礼奈…」