【BL】純と愛の青春ライフ
第1章
ひねくれ高校生
「ちょっと瑞希!掃除の邪魔だからどいてくれる?」
怒鳴るような中性的な声が、俺の耳に響いた。
「……っせえな。今ムリだから」
こたつに埋まってスマートホンを弄る俺は、ある意味暇じゃない。
彼女とのメール中だから。
「あんたねえ、昔はもっと素直な子だったのにいつからそんな偉そうになったの?」
はぁ、とため息を溢す母さん。
「……いつからそんな肥満体型になったッ痛て!」
容赦なく掃除機の先が俺の顔を攻撃した。
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