愛しのケダモノ王子
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…遠くで 携帯が鳴ってる。
えー…もう朝?
起きたくないなぁ…
このまま寝てたい…
今日、講義何入ってたっけ…
サボっちゃおうかな…
てか私のベット、こんなフカフカだったっけ…………
ふと重い瞼を薄く開けると、目の前に何かがあった。
ぼんやりとした思考でピントを合わせる。
その目の前にあったものは、人の顔。
男の寝顔だった。
一瞬にして頭が覚醒する。
「????!!!!」
私はガバッと起き上がった。
人は驚きも一定のラインを超えると、声すら出ないらしい。