ストロベリーミルク
「お母さん…」

「どうしたの?」

母は私の隣に座ると背中を優しくなでてくれた

「…疲れたのかな。昨日の記憶が曖昧な気がするの」

「ええっ?」

「覚えていないのか、私の勘違いなのかわからないけど。でも何かを忘れてる気がするの」

母は心配そうに私の顔を覗き込んだ

「涼ちゃん…。きっと急に外出なんてしたから疲れちゃったのね」

「そうかな…」

「そうよ。でも、また同じことがあったら言ってね。加藤先生に相談してみるから」

「うん…」

「さっもう少し横になってなさい。あとで冷たい麦茶持ってくるわね」

母は私を寝かせると部屋を出た

天井をぼんやり眺めていた私はゆっくり目を閉じる

そして深い眠りについた
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