ストロベリーミルク
しかたなくメニューに目を落としたが見るまでもなかった

ストロベリーミルク

そう決めていたから

「あのストロベリーミルクください」

「はい。ストロベリーミルクね」

横目でチラリとジプシーを見たが私の視線に気づく様子もない

「ねぇ…」

私は勇気を出して話しかけた

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