ストロベリーミルク
私は自分の耳を疑った

今おばあちゃん『変わるかね?』って言った…?

言ったよね…

まさかねぇ。私の思ったことがわかったなんてことないない。有り得ない

おばあちゃんは私のほうを見て笑みを浮かべている

私は動揺して目をそらしてしまった

きっと偶然だよ。たまたま…

でも、初対面の私に話しかけてくるはずないよね…

「お待たせ。ストロベリーミルクです」

ジプシーの声でハッとした

「あっありがと」

チラッとおばあちゃんに目をやると『クスクス』笑っていた

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