あめいろにっき
*ナミダ*
プロローグ
「あんたなんか生まなきゃよかったのよ!」
いつもの様に投げ捨てられる言葉。
「あんたのその醜い顔なんて見たくもないわ!出ていきなさいよ!」
彼女は本当にあたしの母なのか。
こんな風に不思議に思ったことは何度もある。
何度も何度も捨てられた。
でもそれはしょうがないの。
あたしが全て悪いのだから。
あたしが原因なのだから。
あたしの家族がボロボロになったのは、今年の6月のことだった・・・ー