青空の下へーその手に願いを込めてー
小さなお友達
わたしは、いらない子なんだ。


『ちよちゃん、しばらく、おばあちゃんと一緒に暮らしてね』

え、なんで?

『……ちよちゃんはね、少し体が弱いんだって』

ちよ、びょうき…?

『うん…まぁ、そんなに心配しなくていいのよ?すぐ治るからね』

おばあちゃんと一緒にいたら、なおるの?

『…………そうよ、きっとすぐによくなるわ』

そっか!
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