青空の下へーその手に願いを込めてー
「先生…!?」

先生は私を抱きしめた後、私の頭をぽんぽんぽんとあやすようにしながら、

「だめだよー、ちゃんと食べなきゃ、大きくなれないよー?ちゃんとご飯食べて早く病気治そうなー……」

と、そこまで言って、腕が離れたと思ったら先生は、

ベッドに倒れ込んでしまった。

「えええぇ!せ、先生大丈夫ですか!今、今お医者さんを…!いや、先生自身お医者さん…いや、そうじゃなくって…」

大慌てで部屋から出て行こうとしたとき、

「…すー…すー…」

穏やかな寝息が聞こえてきた。

……まさか…寝ているだけ…なのですか…?
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