青空の下へーその手に願いを込めてー
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診察が終わり少し暇になった私は、病院内をお散歩です。

お昼が過ぎたくらいの時間、ゆっくりとした時間が流れていく。

「小児病棟のみんなも、きっとお昼寝の時間だろうなぁ」

と呟いたその時、

「どうしたの?迷子?」

後ろから声をかけられた。

「え?」

と、振り返った私は、そこに立っていた人物を見た。

……!?

「き、きん…ぱつ……ヤンキー……」

頭が、金色に光って……。

ピアスもあいてて…。

「お、よく見ると君、可愛いね」

しかも、絡まれましたぁ!

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