本気で大好きでした。


「やっと着いたー!」


美桜の大きな声で気づいたけど
いつの間にか、家の近くのカラオケ。


「ホントだ」

「あ、俺 カードねーし」


あるって言ったの誰だよ!
誘ってきたのどこのどいつだよ!


「まー。そんな顔すんな!陽太が持ってるから」

「安心して!ちゃんと持ってるか・・・ない。」

「え、うそだろ陽太…」


慌てて財布の色んな隙間を探す陽太。


「うっそーん、あるよー」


そんな冗談も置いといて…
陽太くんのカードで入ったカラオケ。

結構久しぶりかもしれないな。


案内された部屋は、4人でちょうどって感じの部屋。
小上がりの部屋で、なんだか落ちつく。


「あたし、ジュース持ってくる」

「じゃー、俺も」


フリードリンクだから、何を飲んでもOK。

美桜と陽太くんが行っちゃって、彼方と2人きり。
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