ティーチ?
「みゃーくんって、放課後とかに生徒からの相談によくのってるんだって。やっぱうちらと歳も近いしね」
「……ふーん」
綺里ちゃんの言う『みゃーくん』っていうのは、私たちの社会科の先生である、宮内 穂尊先生のことだ。
先生たちの中でも若い方で、たしか今は26歳。穏和な性格、プラス独特なゆるーい雰囲気で、女子からも男子からも好かれて人気がある先生。
ちなみに、顔も結構良い方。
……けど、さ。
「なんでいきなり、宮内先生に私の恋愛相談なんかを……」
「だって身近な人で、鎌田先輩と同じ条件の、一応は年上の男なわけだし。何かいいアドバイスくれるかもよ? っていうか、あたしの手に負えないし」
「やっぱりそこですか……」
結局は自分が放棄したいがための提案だとわかって、がっくりうなだれた。
綺里ちゃん、基本人のことに興味なくて面倒くさがりだもんね……そんなところも、彼女の魅力のひとつなのだとは思うけれど。
「……ふーん」
綺里ちゃんの言う『みゃーくん』っていうのは、私たちの社会科の先生である、宮内 穂尊先生のことだ。
先生たちの中でも若い方で、たしか今は26歳。穏和な性格、プラス独特なゆるーい雰囲気で、女子からも男子からも好かれて人気がある先生。
ちなみに、顔も結構良い方。
……けど、さ。
「なんでいきなり、宮内先生に私の恋愛相談なんかを……」
「だって身近な人で、鎌田先輩と同じ条件の、一応は年上の男なわけだし。何かいいアドバイスくれるかもよ? っていうか、あたしの手に負えないし」
「やっぱりそこですか……」
結局は自分が放棄したいがための提案だとわかって、がっくりうなだれた。
綺里ちゃん、基本人のことに興味なくて面倒くさがりだもんね……そんなところも、彼女の魅力のひとつなのだとは思うけれど。