とべない鳥
「あの子いつも来てたのよ?あんた心配してくれてね」
母親は感心と言いたげな顔だった
『へぇ~』
どうでも良い様な返事をしといた
「ここに入院してるみたいね、知り合い?」
『知らない』
「そっか、お礼言っときなさいよ」
『その内ね』
母親は着替え類を部屋にあるタンスに入れて帰った
母さんは何も聞かなかった
あいつみたいに屋上での事聞かなかった
あいつ何か言ったんじゃなかろうか
まぁいっか
どうでも良い
つか…私入院するのとか初めてなんだけど
一人部屋っぽい
しかも割りと広い
変な感じ
気楽で良いけどね
他人と同じ空間に長くとかいるのウザイし
もう外が暗くなってきたな…屋上行こ
部屋から出て探した
てきとうに歩いてたら…迷った
自分の病室にすら戻れる自信がない
さらに歩いてた
イライラしてきた
「おい」
後ろから声がした
振り返って不機嫌に言った
『何だよ』
あいつがいた
「何してんだよ」
『歩いてる』
「見りゃ分かるから(笑)そうじゃなくて何処行くのかって事」
『屋上…』
「え?屋上あっちなんだけど」
私の進行方向と逆を指差して言う男
『…あっそ』
そっちに歩いて男を通り過ぎる
「なぁ…」
『ついてくんなよ』
男が私の横を歩く
「一人じゃ行けないだろ?」
『行けるよ』
「迷子になってたじゃん」
『なってねぇよ、探索もしてたんだよ』
「迷子だろ(笑)」
笑われて自分の顔が赤くなるのが分かる
「まぁ気にすんなよ、入院したばっかは皆だいたい迷う」『ここ広いもんな』
「俺も迷った(笑)まぁ今じゃ誰より詳しいけどな…もうずっといるし」
普通にそんな事言った男は悲しそうな顔した
『ここの長って事か』
「おさ?」
『村の長老みたいな感じ』
「お前…」
クックッと笑う男
『何?』
「面白過ぎだから(笑)」
母親は感心と言いたげな顔だった
『へぇ~』
どうでも良い様な返事をしといた
「ここに入院してるみたいね、知り合い?」
『知らない』
「そっか、お礼言っときなさいよ」
『その内ね』
母親は着替え類を部屋にあるタンスに入れて帰った
母さんは何も聞かなかった
あいつみたいに屋上での事聞かなかった
あいつ何か言ったんじゃなかろうか
まぁいっか
どうでも良い
つか…私入院するのとか初めてなんだけど
一人部屋っぽい
しかも割りと広い
変な感じ
気楽で良いけどね
他人と同じ空間に長くとかいるのウザイし
もう外が暗くなってきたな…屋上行こ
部屋から出て探した
てきとうに歩いてたら…迷った
自分の病室にすら戻れる自信がない
さらに歩いてた
イライラしてきた
「おい」
後ろから声がした
振り返って不機嫌に言った
『何だよ』
あいつがいた
「何してんだよ」
『歩いてる』
「見りゃ分かるから(笑)そうじゃなくて何処行くのかって事」
『屋上…』
「え?屋上あっちなんだけど」
私の進行方向と逆を指差して言う男
『…あっそ』
そっちに歩いて男を通り過ぎる
「なぁ…」
『ついてくんなよ』
男が私の横を歩く
「一人じゃ行けないだろ?」
『行けるよ』
「迷子になってたじゃん」
『なってねぇよ、探索もしてたんだよ』
「迷子だろ(笑)」
笑われて自分の顔が赤くなるのが分かる
「まぁ気にすんなよ、入院したばっかは皆だいたい迷う」『ここ広いもんな』
「俺も迷った(笑)まぁ今じゃ誰より詳しいけどな…もうずっといるし」
普通にそんな事言った男は悲しそうな顔した
『ここの長って事か』
「おさ?」
『村の長老みたいな感じ』
「お前…」
クックッと笑う男
『何?』
「面白過ぎだから(笑)」